①ある人がテーブルの上のティーカップを、誤って落として割ってしまった場合、英語では、たとえわざとでなくとも、”She broke the cup”という言い方をするが、日本語やスペイン語では、「カップが割れた」という言い方になる。後者では、本人が意図的にやった場合のみ、「彼女はカップを壊した」と表現する。
②英語には(他の多くの言語と同様に)時制があります。つまり、ある人がサッカーボールを「蹴ります」/「蹴りつつあります」/「これから蹴ります」/「蹴りました」といったように、現在形/現在進行形/未来形/過去形を言い分けます。”The man kicks the ball”, “the man is kicking the ball”, “the man is about to kick the ball”, “the man kicked the ball”ということです。ところが、インドネシア語では、これらはすべて、”the man kick the ball” となり、時制の区別をしないのだそうです。