先日、久しぶりに会った年若の友人のK氏と、日本企業のグローバリゼーションについて話をした際、たいへん嬉しい言葉を聞くことができ、勇気づけられました。 K氏は、日本企業での海外駐在経験、その後外資系企業でのマネジメント経験などを経て、現在の会社でもグローバル事業展開にたずさわっているのですが、これまでの付き合いを通じて、私の活動やディシジョンマネジメントの内容についてもよく知る人物です。 そのK氏曰く: 「Globalizationのチャレンジの本質は、 Uncertainty(不確実性)とDiversity(多様性)の桁違いの増大だと思います。その観点で、一人の日本人として多くの日本企業の現状を見ていると、歯がゆいですね。籠屋さんのディシジョンマネジメントの強みは、まさに不確実性への対応と、多様なバックグラウンドの人達の衆知を結集するところにありますから、今まさに、ディシジョンマネジメントがさらに本格的に役立つ時代ですね。籠屋さんは私より先輩ですが、気力・体力を充実させて、ますます頑張って下さい!。。。」 Globalizationの本質はUncertaintyとDiversityの格段の増大であり、だからこそ日本企業にとってディシジョンマネジメントがさらに必要とされ活用されるべき時代だ、という言葉は嬉しいものでした。 K氏の言うように、日本企業はグローバリゼーションにより、これまで馴染みの地域や顧客、競合企業ではない、大きく異なる土俵や前提で戦わねばなりません。そこでは桁違いのUncertaintyへの対応が必要となり、さらに味方陣営である自社の仲間にも“同じ釜の飯を食った”日本人以外の多様な民族・人種・文化・宗教の人達のいる中で、これまで単一的人材チームでやってきた日本企業にとっては、圧倒的Diversityへの急速な対応が求められているわけです。 確かにその通りであり、そこではディシジョンマネジメントの不確実性への対処策という意味での有効性はもちろんのこと、部門横断的なディシジョンボードとプロジェクトチームとのステップワイズなワークショップを通じた検討プロセスや、そこで使われるビジョンステートメント、フォース・フィールドダイアグラム、ディシジョンヒエラルキーなどのコンセプト・ツールを活用した衆知の結集は、まさにDiversiry(多様性)のなかで大きな効力を発揮するのです。 本来なら、K氏に言われる前に、私自身からこれをクライアントをはじめとする日本企業にアピールすべきだったと反省もするのですが、ここは気落ちすることなく素直に嬉しい言葉として喜ぼうと思います。 そして、UncertaintyとDiversityへの強力な対応策としてのディシジョンマネジメントをこれからも粘り強く伝道すべく、基礎体力・俊敏性・柔軟性を養い気力を充実させるために、ジムでの筋トレや社交ダンスにも引き続き頑張って&楽しんで取り組んでいこうと、あらためて認識(⇒自己正当化!?)した次第です。
スパムが非常に多いため、一時的にコメントは受け付けないように設定しました。コメントを頂ける方は、CONTACT USにある当社のメールアドレスまで直接お寄せ下さい。