さてここで、私がいつも受講生の方々に言っている、「困難な状況に直面した時、ともすると『こんな私に誰がした!』と思いがちだが、それでは未来への明るい展望は開けてこないので、是非とも”It’s up to me/us!”精神で立ち向かってください。」という文言が頭に浮かんできました。
どういうことかというと、泉谷理論に沿って考えれば、「こんな私に誰がした!」と思わなければやってられない、という状況では、無理やり”It’s up to me/us!”精神で、とやっても効果は無く、まずは、「こんな私に誰がした!」という「怒」や「哀」を解放して「心」にいったん力を取り戻させて、しかる後にふつふつと出てきやすくなった「喜」や「楽」の感情を味方にして、”It’s up to me/us!”精神で問題解決に力強く取り組んで行く、というアプローチが大事ではないかということです。
これも私がいつも”It’s up to me/us!”精神とワンセットで言っている、”Have fun!”精神も、こういう形で泉谷理論とつなげて考えると良いのではないかと思った次第です。
私自身はは、これまでこうしたガス抜きが必要と感じた時には、極めて安易な方法として、酒を飲む、そして「こんなのやってられるか」感を解放し、そして翌朝には少し元気を取り戻して、”It’s up to me!”とやっていたのですが、今までは自分が弱いから必要となる逃げの方策と位置付けており、研修でもその文脈で語っていました。