南場氏の発想なり哲学は、リンクトイン創業者のリード・ホフマン氏の、[会社と社員は相互信頼と相互投資にもとづく「アライアンス」であり、「Tour of duty」(相互のコミットメント)の連続として企業と社員の関係をとらえる]という考えと非常に共通性が高いと感じました。
ここでは、自立した個人が、個人の自立/自律を尊重する企業との間で”Win/ Win or No deal” の発想で、互いのWin/ Win が成り立つかぎりAlliance関係を結び・継続し、一方、互いの状況や心境の変化によりそれが成り立たなくなれば、「うらみっこ無し」にAlliance関係を終了する(=No Deal:取り引き・やりとり・関係の解消)。そして、その後また互いのWin/ Winが成り立つ状況が生じてくれば、再度Alliance関係を結び直す、という考え方です。