雑ぱくなとらえ方ですが、今時点での一つの見方としては、自由主義的世界観で世界が動いてきた中で、「わりを食っている」「こんな状況には耐えられない」「グローバリゼーションとかSDGsとかDEIとか、色んな先進的な考えについていく、少なくとも容認するだけの余裕が、自分達にはもうなくなってるんだ」…私の好んで使う英語表現で言えば “We can not afford it!” という感じを、米国民のマジョリティが持っているということなのかなと思っています。
そして、 “can not afford it!” の状況に自分達を追い込んだと認識しているのは、自由主義的世界観・秩序感の中で良い目を見てきた人達、代表的には ①グローバリゼーションの中で大きくうるおう米国内のエリート富裕層と、 ②自分達が以前は同情していて援助を惜しまなかった人達なのに、今や自分達の生活を苦しくさせている諸外国、とりわけ同盟国 の2つなのではないかと思います。