【立証責任は「仕分け先」にあり】???。。。事業仕分け第2弾に向けた「残念な発言」を反面教師として、企業経営が学ぶべきこと |
先日の日経ビジネス3月29日号に、枝野幸男行政刷新相の発言が載っていました。曰く: たまに、そうしたケースで、①でお目にかかった卒業生の人達にお会いして「あの件って、どれくらいの周到な検討の上で決断したり新聞発表に至ったんですか?」と聞けることがあるのですが、たいていは①でめった切りにされた検討内容の半分の深さの検討も議論もされていない模様、とのことです。
ということで、トップは、自分たちの持つ組織の中での「圧倒的なポジション・パワー」を意識し自戒しつつ、自らのアイデアについても、十分な検証作業を行うべく、すなわち「ミドルがトップのペットプロジェクトを慮って、結論ありきの迎合的検討結果をもってくる」ことのないような、リーダーシップの発揮の仕方を心がけていただきたいと思います。
事業仕分けでいえば、「省庁側からの提案については事業仕分けでガンガン立証責任を追及する一方で、選挙の時のマニフェストにあるというだけで、国民から疑問の声が多く挙がっている諸施策(=ペットプロジェクト)については、そのまま押し通す」ということのないように!、ということになります。
以上、枝野大臣の発言をきっかけに思い浮かんだ、企業経営における学習ポイントを書いてみました。民主党政権の事業仕分けについても、ポイントをわかりやすくするために例として論じた部分もありますが、その批判をするのが主旨ではありませんので、念のため。
国民の一人としては、「ダメな国家経営のレベル」から脱却したうえで、決して「ダメな民間企業経営のレベル」にとどまることなく、ぜひとも「Good/Excellentな民間企業のレベルの国家経営」へと、今後のさらなるレベルアップを切望しています。 |
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