先週の土曜日(5月12日)、人生初めて、社交ダンスの「トライアル」というのに出ました。 この“業界”に詳しくない方のために解説すると、社交ダンスを習うアマチュアは、学習の進捗・成果を確認するために、習っている先生の所属する社交ダンス教室のパーティ(通常、年に1~2回開かれます)で、デモ(=デモンストレーション)というのを行います。「デモ」は普通、先生(=プロ)とカップルで、広い会場(=フロア)で一組だけ踊り、それを他の生徒や参加者(たいていは、生徒の友人・知人)に披露するわけです。 私の場合は、こうした華々しいことは苦手なので、ずっと避けてきたのですが、今回出た「トライアル」というのは、いわば「デモ」の簡易版で、同時に数組が踊り、曲の長さも短い、私のような超素人でも比較的気楽に出られるものです。 今回は、ワルツとタンゴの2種目にエントリーし、それぞれ3組の中で踊りました。先生に勧められて出場することにした時は、気楽に=緊張とは無縁で楽しめると思ったのですが、いざ本番となると、不覚にもけっこう緊張してしまい、決めてあったルーティーンを一部とばしてしまいました。 少しだけ言い訳をすると。。。フロアで複数の組が踊ると交錯気味になることがあり、男性はリーダーとして、他のカップルとの位置取りを常に気にしつつ、パートナー(=女性)をリードする役割を担うのですが、位置取りが気になると頭の中のメモリーのかなりの部分がそれに取られるため、習い覚えたはずのルーティーンがすっとんでしまう、という仕儀になるわけです。 ちなみに、この男女同権の世の中でも、社交ダンスの世界は、男性=リーダー、女性=パートナーという決まり事になっています。したがって、プロの女性の先生と踊っていて、たとえ先生にリードをしてもらいたいと思っても、男子たる者、毅然としてリードすべし、というわけです。。。もっとも実際には、いざとなれば先生が「バックリード」といって、リードされるふりをしながら、男性のリードをうまく促してくれる、ということはしてくれるのですが。 ということで、私にとって、よりチャレンジングなタンゴで、ステップを一つスキップしてしまった、ということはありましたが。。。その他は概ね無難に楽しくトライアルを終えることができ、まずまず成功、ということになり大変喜んでいます。 パーティでは、アマチュアのデモやトライアルに加えてプロのデモもあり、また合間にダンスタイムといって、参加者がフロアに出て自由に踊る時間もあり、とても楽しい半日でした。 普段から優しくわかりやすく教えて頂き&パートナーとして踊ってくださった高嶋聖美先生と、先生のリーダーでありいろいろ親切にサポート・励まして下さった高木隆先生、そして一緒のテーブルで楽しくお話やダンスをさせていただいた、高木・高嶋チームの門下生の方々に多謝・多謝です!
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