日経ビジネスの「奇跡を起こす すごい組織」という特集の中に、元気の出るエピソードがいくつもあったので、ピックアップしてみます。既に読んだ方も多いと思いますが、今月は忙しくてブログアップができておらず「ブログ記事ゼロ」防止を主目的、という記事です。。。なので、軽く読み流して頂ければ結構ですが、それぞれのエピソードそのものは尊敬に値するものですので、まだ読んでいない方は是非参考にして頂ければと思います。 〇【選ばれるタクシー 「予約乗車率」90% 中央タクシー】:・・・・・そんな中、中央タクシーは未経験者しか採用せず、乗務員を“純粋培養”する。離職率は定年退職などを除けばほぼゼロ。経営理念が染みついたベテラン社員を多く抱えることで、高いサービス水準を担保する。・・・・・ 〇【無資格も歓迎 保育士を自ら育成 ポピンズ】:・・・・・全国で1000カ所以上の保育所を運営するポピンズの人材確保策は徹底している。まず、保育士の資格を持っていなくても採用する。本社スタッフとして勤務させながら、自前の保育園で補助スタッフとして実地経験を積ませているのだ。資格試験に必要な費用は会社がすべて負担する。つまり、やる気があれば身一つで保育の道を志すことができる。中村紀子社長は「ポピンズの理念は働く女性の力になること。これはうちにお子さんを預ける母親だけでなく、社員にとっても同じこと」と話す。・・・・・ 〇【クレームは天の声 社長も「お客様係」四国管財】:「お客様係&代表取締役」 高知市に本社を置くビルメンテナンス会社、四国管財の中澤清一社長の名刺によく表れている・・・・・中澤社長は「サービス業である以上、従業員一人ひとりが品質そのものだ」と語る・・・・・ 〇【毎年異動を繰り返し 全社員が“多能工” タマノイ酢】:・・・・・播野社長が1991年に社長に就任してすぐに導入したのが、若手や中堅社員を対象とした頻繁な人事異動だ。長くて1年、短ければ3カ月程度の間隔で、社内の様々な部署や全国各地の拠点で経験を積ませる。・・・・・専門的な能力が求められる経理や財務などの部署も例外ではない。「野球に例えるなら、サードの専門家を作るより、野球全体が分かりどのポジションでもこなせる選手を育てたい。専門性がどうしても必要な場合は、外部の力を借りればいい」・・・・・同じ部署に長くいると、誰でもいつの間にか意識の壁を作ってしまう。自分の仕事の枠を作り、新しいことに挑むよりも、前例を踏襲する方へと向かいがちだ・・・・・約300人の社員の大半は社内の様々な拠点や部署を経験している。部門が異なっても親しく話せる社員が何人もいるという風通しの良さは、新製品の開発などで社内の様々な知見や発想を生かすのに役立っている・・・・・「はちみつ黒酢ダイエット」などのヒット商品は、こうした環境から生まれた・・・・・また、業務の繁閑という環境変化にも柔軟に対応できるようになった。例えば、期末の決算で経理部門が忙しくなった時には、周囲の総務や人事などの社員が協力に回る。・・・・・さしずめ“ホワイトカラーの多能工”だ。・・・・・ 〇【趣味で開催、休日勉強会 ぐるなび(ネットサービス)】:滝久雄会長が主催し定期的に開催している休日勉強会。業務でなく“趣味”なので、参加には家族の了承を得るのが条件。新規事業が生まれることも 〇【量販店に打ち勝つ街の電気屋さんの雄 でんかのヤマグチ(地域家電店)】:営業社員の成績を、日ごとに粗利益で管理。きめ細かなサービスで圧倒し、量販店より販売価格が10万円以上高い商品でも買ってくれる優良顧客を抱える 以上、各社それぞれの企業理念に基づきいろいろな工夫をしており、素晴らしいですね。読者の方々が、これらを読んで、「自社にもできるんじゃないか」というヒントにしたり、元気をもらったりの一助にしてもらえれば嬉しいです。
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