最近身近で見聞きした二つのことから思うことがあり、短い連載ブログ記事として書いてみます。一回目のこの記事ではまず、身近に見聞したシニアの人たちの会話から感じたことを記します。 私は、顧客先や打ち合わせなどの仕事関連での時間拘束がない時、時々”サテン・ツアー”と称して、いろいろな場所の喫茶店を巡りつつ、本を読んだり考えをまとめたりしています。その時、たまたま隣に座った人たちが声高に話していると、私の集中には迷惑なのですが、聞くともなく聞こえてくる会話から、世の中の動きに関するいろいろな発見があります。。。一応、自分的にはこの活動(?)を「タウンウォッチング」と位置付けて正当化しています。 先日もそんなサテン・ツアーをしていた際、隣に60台後半とおぼしき、おじさんの二人組が座りました。どうやら、二人とも仕事は引退していて、数歳違いの会社の先輩と後輩といった感じで話をしていました。その会話を聞くともなく聞こえてくる中で、二つのことが印象に残りました。 ①一つ目は、先輩とおぼしきおじさんの態度の横柄さです。皆さんも経験されているかもしれませんが、大企業のそこそこ以上のポジションまで行った人で、ポジションパワーを自分の実力と勘違いして、やたら偉そうに相手を叱りつけるような感じで話をする人がいますが、まさにそんな感じでした。多分、後輩とおぼしい腰の低いおじさんより大分出世の方はしていて、そのときの癖が、もう会社とは縁のない状況になっても全く抜けていないんだろうな、という想像をしました。 よく後輩のおじさんが付き合ってくれてるなぁと思ったのですが、こんな調子だと家族にも煙たがられ、地域コミュニティにも溶け込めず、この後輩のおじさんも、そのうち付き合ってくれなくなるんじゃないかな、と勝手に(大いに僭越ながら)心配してしまいました。。。この偉そうおじさん、まだまだ体は丈夫そうでしたから&こういうおじさんが世の中にはいっぱいいるんでしょうから、「偉そうおじさん、社会再適合大教育運動」が必要だなと思いました。 ②二つ目は、この偉そうおじさんが、席を立ち際に後輩おじさんに一言ぽつりと言った言葉が印象に残っています。曰く:「やることないって、疲れるんだよなぁ。。。」 勝手に想像するに、この「社会再適合大教育」を必要とする偉そうおじさんは、それなりに成功した会社生活を送り、(いまどきの若者と違って)食うには困らない年金と貯金に恵まれてはいるものの、「偉そう&けんか腰の物言い」が災いし、仕事の声もかからず、趣味や地域のコミュニティにも入れず、さぞかし時間を持て余しているんだろうな、と思いました。 。。。ということで、見聞1から思ったのは、「時間を持て余すシニア」を何とかしないとならないな、ということです。今現在すでにそうなっている人たちのみならず、これからそうなる予備軍たちも対象として、「偉そうおじさん 社会再適合大教育運動」も含めて、社会として何らかの方策を講じないとまずいんじゃないかな、ということです。 次回は、「頼もしい若者達」についての見聞を記して行きます。乞うご期待!
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