6月17日の日経新聞朝刊一面の記事を見ての一言。 このHP(ヒューレット・パッカード)の意思決定の良し悪しそのものについては、関連する具体的知見を持たないので、それ自体の論評は控えますが、記事にあったように「多くの国内メーカーが価格競争の激しいパソコンの生産をアジアに移転しているなかで、国内に移す動きは珍しい」と思います。 国内の企業顧客に対する「納期短縮」と「きめ細かな対応」、「メード・イン・トーキョー」による顧客満足度・ブランド価値向上のメリットが、高い国内人件費のデメリットを補って余りある、という判断とのことですが、可能性としてはありうる話だと思いました。。。私もこれまでの実際のクライアントへのサポートの中で、その時点でのいわゆる世間の風潮・潮流とは相反する選択肢がベスト、ということが何度かありました。 かといって、今回の国内への生産移管について、他メーカーにもHPと同じ判断があてはまる保証は全くありません。大事なことは、世間の風潮などの予断・予見なく、それぞれの企業が、自社にとってavailableな複数の選択肢を見出し、それらを具体的な様々な不確実性の読みに基づいて分析し、それに基づいて意思決定する、という「個別具体的な意思決定の質」の追求という基本原則です。 (今回のブログ記事は、特段これ以上のまとめとか教訓抽出はありません。今後こういう短いブログ記事も、ある種ツイッター的にアップして行きますので、ご了承ください!)
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