① まずは、しかるべき人たちを集めて、ワークショップを開催します。。。「しかるべき」にはいろいろ考え方があるかと思いますが、基本は建設的問題意識を持った人たち、しかも所属する職種や部門、また年代が異なる人たちの混成グループが望ましいと思います。場合によっては、まずはある程度問題意識や経験が近い人たちのグループを複数設定してワークショップを行い、次に混成グループに組みなおして第2波のワークショップを実施するのも良いかもしれません。あるいは「ワールドカフェ」的なアプローチも面白いかもしれません。
② フォースフィールド・ダイアグラムの概念を拡張し、まずは「Forces against」的に、「わが社のとらわれ、つまり、打破したいこと/ショウもない風潮やしきたり等」を参加者全員でブレーンストーミングでひらすら洗い出していきます。続いて今度は、「Forces for」的に、「我が社のこだわり—現在、我が社が好きで得意でお客さんに喜んでもらってること、そして今後も自分たちの志・誇りとして是非とも続けていきたい・保持して行きたいと思うこと」をどんどん出していきます。
③ 「とらわれ」については、そもそも何故そのとらわれs(複数のs です!)が発生したのか? 消えずに残ってきたのか? という、とらわれが作られた歴史的経緯や必然性—多分、作られた時点では何らかの必然性・有効性があったのでしょうから—を探り、同時にそれが今や削除・消滅させられるべき正当性を確認します。そのうえで、「とらわれ」からの解放の具体的な対策・打ち手を考えます。