この類推はどうでも良いのですが、私が違和感を感じたのは、女性を立たせて平気でいる男性の神経です。私の世代(団塊の世代の少し後の世代)のだいぶ前までは、男尊女卑的雰囲気が残っていましたが、私の世代では、いわゆる西洋風の価値観が入ってきて、Lady First 精神にのっとって、男女が一緒に電車に乗ったら(二人とも楽々座れる状況でない限り)、男性は必ず自分は立つというのが常識なので、この光景に違和感を持ったのです。
目の前の男性も女性も、男性が座って女性が立っていることに全く違和感がある様子はなく、屈託なくおしゃべりしていましたので、「これが真の意味での男女平等なのかな。。。しかし、少なくともアメリカやイギリスで見た限りでは、権利は男女平等を原則としつつ、Lady First 精神は脈々と生き続けているようなので、この若い男性がグローバルに活躍する頃には、最新日本式男女平等観にのっとって行動すべきか、欧米式騎士道精神ベースの男女平等観に適合すべきか、なかなかに難しい問題かも。。。」などと思いつつ彼らを見ていました。