「きれいごと大所高所経営」でも「マイクロマネジメント」でもなく、実務的大所高所視点での「戦略アジェンダ駆動型経営」へ! |
まず、このブログ記事のきっかけとなった、ここ2~3ヵ月で目についた3つの記事を抜き書きで紹介してみます。 ****************************************** 1.ニコン 社長 馬立稔和氏のインタビュー記事から(日経ビジネス 2019年7月1日号) 2.タニタ 社長 谷田千里氏のインタビュー記事から(日経新聞 2019年8月1日付) 「日本の経営陣には、仕事を部下だけにやらせ自分は日がな一日座ってのんびりしているタイプもいますが、正反対でした。常にリーダーとして戦略を立て戦術を練り、それが機能するかどうかを顧客とのやり取りの中でテストし、ダメな部分は即修正する。その見事な仕事ぶりに、これこそがリーダーだと目覚めました。部下が「この人にはかなわない」「この人がこれだけ頑張っているなら自分も頑張らなきゃ」と思える上司になりたい。上の地位にあるものほど働かなくてはならないと肝に銘じました」 3.カナダ・マギル大学デソーテル経営大学院 ヘンリー・ミンツバーグ教授のインタビュー記事から(日経ビジネス 2019年7月22日号)
このブログコーナーの読者の方々には、私が何を言いたいか、既にほぼ察しがついたかもしれません。 「自動怒りマシーン」というのは私の造語で、このブログコーナーでも何回かお話してきました。どういうことかというと: トップ層が、経理・財務や経営企画等の業績モニタリングのスタッフ部門が用意した各事業部門の目標指標だけを拠り所に、達成できた部門は褒め、達成できなかった部門は怒る(減給、降格、罵倒など)という行為を自動的に行うだけ。そして、実現のための具体的助言や付加価値のある指導を何ら行わない。「自動怒りマシーン」というのは、こうしたトップ層を揶揄する言葉です。 具体的な戦略課題のイメージとしては、例えば、 各事業部門のマイクロマネジメントの延長では解決できない、部門横断的に起こりつつ課題や、 短期的には無視できるが中長期的には現事業の枠組みを大きく突き崩す可能性のある、リスク&チャンスとなりうる課題etc.etc.、 への取り組みです。 それを、エデュサルティング主催部署の方々と、具体的に課題に取り組む受講者の方々双方に、丁寧にお伝えするようにしています。 |
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