先週末、約5か月間のディシジョンラボの最終発表会がありました。 私のこの企業(A社としておきます)でのディシジョンラボのお手伝いは今回が第一回目でした。それまでA社で行っていたアクションラーニングでは、トップから課題が提示され、受講生たちがそれに取り組む、というスタイルだったのですが、今回からはこちらからの提案で、課題設定そのもの(戦略アジェンダづくり)から受講生自ら行う、というスタイルに変更して頂きました。また、それまで最終報告会だけだったのを、提案のレベルアップと実行に結びつける成果を狙って、中間報告会の場を持つことになりました。 昨年11月初めの中間報告会では、各チームから、自分たちで設定した課題とそれらへの取り組みの方向性について発表したのですが、トップの方々からは事前の予想以上に厳しい注文がつき、私としてもかなり気をもみました。 しかし中間報告会以降、受講生の方々が、トップからのフィードバックを真摯に生かし、さらに突っ込んだ検討に頑張って取り組んだ結果、レベルの高い提案となったことで、大変内容の濃い、また建設的な最終発表会となりました。 私が会の冒頭でトップの方々にお願いした、「立場の異なる協働作業者としてのディスカッション」+「先輩経営者から後輩経営者への助言」、という趣旨にのっとった大変質の高い、また突っ込んだディスカッションが展開されました。 具体的には、議論を通じて、課題のより高度なフレーミング(枠組み設定)の提示や、今後の具体的取り組みについての突っ込んだ議論など、受講生の方々は「後輩経営者」として多くを学ぶことができたと思います。 これに加え、私としては、受講生の方々にお伝えした様々なディシジョンマネジメントのツール、たとえばWaterfall Chart をはじめとする収益ドライバー分析や Tornado Chart によるリスクドライバー分析を自在に活用し、そこから得られた洞察にもとづく高度なディスカッションが、トップと受講生の方々との間で繰り広げられる様子を見ることは、まさにディシジョンアドバイザー冥利に尽きるものでした。 最終発表会のあとの懇親会もなごやかに盛り上がり、受講生、トップの方々から感謝の言葉も頂き、とてもうれしい一日でした。。。大袈裟な言い方を許して頂ければ、「まさに、こうした瞬間のためにこの仕事をしている」と思える最終発表会でした。 こうした嬉しい経験がまた何度か今年持てることを願っています。。。少し自慢話めいた感じになってしまいましたが、嬉しかった余韻の中でブログを書いているということで、読者の方々には大目に見て頂ければ幸いです。
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