一週間ほど前のことですが、この数ヶ月間、MOT(Management of Technology)関連のディシジョンラボのお手伝いをしているクライアント(K社としておきます)でのワークショップがありました。 このワークショップは、トップへの最終報告会の直前の最後の仕上げのもので、充実した内容となりHappyだったのですが、ワークショップのあと、新年会がてら事務局の方々とDDD(=Drink,Dinner&Discussion:私の造語です)の会をもちました。 その時、事務局の方々から、2年前のMOTディシジョンラボの際の1つのチームからの研究開発&新規事業の提案がその後実行に移され、順調に進んでいる技術開発のもと、つい最近、具体的ビジネス スタートの可能性検討に着手した、との嬉しいお話を聞くことができました。 K社でのMOTディシジョンラボは、ここ5年ほど続けてお手伝いしているのですが、研究開発・新規事業という、取り上げるテーマの性質上、確率的にも時間的にも、そう簡単に事業化には至らないため、こうした成功事例を聞くことは、ディシジョンアドバイザーとして、とても嬉しいものでした。 このときのテーマのリーダー格だったTさんは、事務局の方々のお話では、当初は仕事の忙しさもあり、あくまで研修としての参加意識でしたが、ワークショップを重ねるごとに次第に本気モードになって行ったのだそうです。 そして検討途中では、中間報告でのトップからの叱咤激励もあって、もともとの着想となった技術アプローチの核心部分を実際に手を動かして実験・検証し、それをベースに特許出願まで行って、研究開発・新規事業提案としてまとめあげました。そしてその後それが実行に移され、技術開発を成功裏に推進中、そして、事業化に着実に向っているとのことです。 中間報告会、最終報告会でのTさんらチームメンバーとトップの方々とのやり取りも含め、私のこの5年間のK社へのMOTディシジョンラボのお手伝いの中でも、最も印象深いチームの一つだっただけに、今回事務局の方々からこの話をお聞きし、ひとしお嬉しく感じたわけです。 もちろん、これからさらに技術的にもブラッシュアップし、マーケティング・事業戦略面でも多くのチャレンジを乗り越えて行く必要があると思いますが、是非ともTさんらに頑張って頂き、事業を大きな成功に導いていただきたいものと強く願う次第です。
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