今、「日本はなぜ貧しい人が多いのか~『意外な事実』の経済学」(原田泰著)という本を読んでいる途中です。 昨日本屋で立ち読みをしていた時、タイトルに興味をひかれて(やはり本のタイトルは重要なのですね!。。。私は不得意ですが)中身をパラパラ見てみたら面白そうだったので、買ってしまいました。 世の中の様々な言説に統計分析手法で切り込み、意外な発見を提示するという内容で、なかなか面白いものがあったり、「いろいろ検討しても、要ははっきりわからないんだよね。。。」な感じのものもあったりします。 その中に、著者の本来の主張とはあまり関係ないと思いますが、「教育」に関するセクションで次の文章を見て、政府に対する経済成長戦略を求める世間・マスコミの見当違い、という論点が頭に浮かびました。著者曰く: 「学校は過大な期待を持たされているが、現実にできることは限られている。できるのは、せいぜい「知」の基礎となる「知識」をたたきこむことぐらいだろう。教育論はその点を見落としている。」 次の置き換えをやってみます: 「学校」⇒「政府」、「知」⇒「経済成長」ないし「企業の価値創造」、「教育論」⇒「成長戦略論議」 「政府は過大な期待を持たされているが、現実にできることは限られている。できるのは、せいぜい経済成長/企業の価値創造の基礎となる社会システムインフラ(交通・通信・税制etc)をたたきこむことぐらいだろう。成長戦略論議はその点を見落としている。」 「たたきこむ」という言葉が少しだけそぐわないことを除けば、ほぼそのまま、私が最近、成長戦略論議を聞いて何となく感じていることを、「教育」の議論を通じて言ってくれている、という感想を持った次第です。 今日のブログは大変短いですが、以上です。。。たまには短く、という主旨で、ご理解ください。まもなく結構ヘビーなブログ記事を連載で書いて行きますので、乞うご期待!
スパムが非常に多いため、一時的にコメントは受け付けないように設定しました。コメントを頂ける方は、CONTACT USにある当社のメールアドレスまで直接お寄せ下さい。