MOT(Management of Technology)とかイノベーション・マネジメントというと、いわゆる「死の谷」とか「ダーウィンの海」とか、またクリスチャン・クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」といった具合に、イノベーションの難しさが語られるのですが、難しさをことさら意識しても、落ち込むだけで、なにもよいことはないと思います。要は、自分たちにとって最大限ストレッチした中で可能な施策を作り、選び、それを信じて実行して行くしかないのですから。
要は、自分の「好き」と「得意」の領域、「負けたら悔しい」感を強烈に持てる領域で、自分にとってのベストな選択肢を作り、選び、信じて実行にコミットすれば良いのであって、それ以外の雑念に気を取られて動けない、というのは愚の骨頂なのです。。。「なぜ日本は/日本企業はダメなのか?!」といった茶飲み話は、マスコミと暇人にまかせておき、われわれ実務家は、”It’s up to us!”で現実に立ち向かい、未来を切り開いて行かなければならないのですから。