前回に続き、今日もやわらかめのトピックです。 私は去年の春から、月に2~3度、社交ダンスのレッスンを受けているのですが、昨日私が教えてもらっている先生(女性)とそのリーダーの先生(男性)との会話で感じたことを紹介します。(ちなみに社交ダンスの業界では、ペアの男性をリーダー、女性をパートナーと呼ぶならわしがあるようで、いまどき珍しい男性優位社会-少なくとも建前上・呼称上は?-のようです。) 先生ペアが2週間ほどイギリスのブラックプールというところに試合に行っていて、昨日は約一月ぶりのレッスンだったのですが、その時に、試合直前のペアでの練習の際の音楽の話になりました。 リーダーの先生曰く:「リーダーがiPodを装着して音楽を聴きながら、パートナーに開始の合図を送るんですが、ラテン種目を踊る時には、ペアが離れて踊る場面がほとんどなので、リーダーだけが音楽を聴いて踊るのは、微妙にリズムが合いにくくなってきて、結構やりにくいんですよ。ですから本当は二人ともそれぞれiPodを装着して同時に音楽をスタートできればいいんですが、”せいの!”で合わせないとならないので不便です。なんとかなるといいんですがね。。。」 その後の3人の会話で、2台のiPodが無線で交信して同期するようにして、リーダーが音楽を開始すると、同時にパートナー側のiPodが同じ曲を流し始める、という製品・サービスができると、少なくとも世界中のラテン種目(ルンバやチャチャチャなど)を踊るペアにとって福音になるだろうね、ということで盛り上がりました。。。競技会に出ている社交ダンスのプロとアマチュア、またこういったタイプの別の活用シーンを見つけられれば、かなりの市場になるのでは?etcという話です。 機器の仕組み自体としては何もiPodである必要はなく、要は上記のニーズを満たしてくれれば良いのですが、そうしたものが売り出されたら、私の先生ペアはすぐにでも欲しい、とのことでした。 ちなみに私は、アメリカにいた時に会社主催などのパーティ/ディナーで、ちょっとしたダンスタイムがあり、その時アメリカ人たちがさっと立ちあがって気軽に踊りだすのを横目にみて残念だったのが印象に残っていて、老後に備えて現役引退前にそういったスキルを身につけておけるといいな、というのが動機なので、競技ダンスを念頭においた上記の製品・サービスは個人的には全く必要とはしていないのですが、お世話になっている先生ペアのためにそういったものがあれば、と思った次第です。 このブログの読者の中に、「そんなものはすでにあるから教えてあげるよ」という方がおられたら是非ご連絡ください。あるいはこの記事を見て、この製品/サービスの事業化を考える方が出てくれば、それも大歓迎です。 以上のトピックから無理やりこじつけっぽいですが、教訓: ○製品・サービス・事業のアイデアは、常に活用シーンの切実なニーズ・ウォンツの中にある⇒これを拾うには、やはり、顧客と現場の突っ込んだ観察やインタビューが重要! ○様々な活用シーンは、机上で考えるだけでは実感としてのイメージが湧かないし、第一、着想すら出てこない⇒自分の普段の仕事・生活とは違うパターンの場面に接するような機会を積極的に作るべき!⇒これは私の、社交ダンスに時間を使うことへのGood Excuseでしたね!!!
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