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継続は力なり。。。日本能率協会の「経営者・幹部のリーダーシップと意思決定」セミナーを続けてきて感じること

カテゴリー: 仕事関連 2010 年 12 月 14 日 コメント(0)

数年前から、日本能率協会(JMA)主催で｢経営者・幹部のリーダーシップと意思決定｣という二日間の公開セミナーをやっています。当初は｢役員のための意思決定力強化セミナー｣というタイトルで始まったのですが、数年間続けていると、これは一つの企業へのお手伝いでもそうなのですが、｢継続は力なり｣ということを実感することが何度かあります。最近もそういう良い出来事が二つほどあったので、ちょっと自慢っぽくなって恐縮ですが、ここでご紹介してみたいと思います。

①数年前に出席した執行役員の方が社長に就任し、自社の部長層をレベルアップする上でディシジョンマネジメントを活用しよう、と発意してくださったこと：　数年前のこの役員セミナーに参加された、あるメーカーの執行役員の方が、昨年その会社の社長に就任されました。そして社長として、グローバル化の中で中核を担う部長層の方々の戦略策定力・意思決定力の底上げの必要性を強く感じ、そのための研修プログラムを作る上でディシジョンマネジメントを活用しようということで、人材開発部門を通じて私に声がかかった、という経緯です。

先週、人材開発部門の方々とプログラム内容についてのディスカッションをし、来週には、直接この社長から問題意識と期待感を伺う機会をもつことになったのですが、｢社長も、籠屋さんと再会できるのを楽しみにしています！｣と言っていただきました。長く続けていると、こういう嬉しいことがあるものだと大変喜んでいます。

②“卒業生”の方から、｢知らず知らずのうちにディシジョンマネジメントを使っていました！｣と言われたこと：　数年前にある企業の部長層の方々に対してディシジョンラボ・プログラムでお手伝いしたのですが、その時の卒業生の方（Aさん、としておきます）が今年めでたく執行役員に就任し、最近実施されたJMAの役員セミナーに出席されました。

お目にかかり当時のことが思い出されて大変懐かしく、初日に私から｢当時の研修で学ばれたことを活用していますか？　今回のセミナーを通じて私がお伝えすることの本質は当時と共通ですが、今回はより高い・広い立場の執行役員としてセミナーを受けていただき、どんなふうに当時と見方が変わったかなど、他の受講者の方々にシェアしていただけるとありがたいです。｣と問いかけました。

それに対してAさんからは｢いやあ、すっかり忘れてしまっているので、新鮮な気持ちで聞けると思います。｣と返され、正直少しがっかりしました。しかし、二日間のセミナーの途中でAさんから、｢すっかり忘れてしまっていると思っていたのですが、こうして籠屋さんの講義を受けてみると、すでに日常の仕事や部下とのやり取りの中で、多くのことを知らず知らずのうちに使っていました。今回それを再認識し、また新たな視点での気づきも多かったので、参加してとても良かったです！｣とおっしゃって頂き、たいへん嬉しく感じました。

個別企業へのお手伝いや公開セミナーでの活動を継続して行っているからこその喜びだな、とあらためて実感した次第です。

以上、JMAでの活動関連のトピックを二つほど紹介しました。

少し話はJMAから離れますが、最近、約10年近くエデュサルティング/ディシジョンラボでのお手伝いを継続している企業で、社内報向けの対談企画がありました。それで、ずっと一緒にコラボレーションしているその企業の研修担当の方と、10年近くのプログラムの発端・変遷・進化・成果・今後の展望などを振り返り、語り合ったのですが、これもあらためて非常に充実した約10年間を反芻でき、私にとって嬉しいひと時でした。。。またチャンスがあれば、これについても、このブログで紹介できればと考えています。

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