○【仕事と人生のパートナーシップ・・・・・理想的なビジネスパートナーというのは、「その人がいなければやっていけない」ということではない。「あなたなしではやっていけない、生きていけない」というのは可愛い感じがするが、あっという間に依存に結びついてリスクが高い。一人でも充分にやっていける人同士が信頼とビジョンを共有することで、初めて理想的なパートナーとしての一歩を踏み出すことができるのだ。】。。。まったくそのとおりですね。私の言葉でいえば、”It’s up to me!”の精神の人同士がWin/Winの関係で結びつく、ということです。個人と個人、企業と企業、そして会社と社員の関係や夫婦の関係も、原理原則としてこういうことだと思います。
一方、この原理原則は、「Win/Winが成り立たなくなれば、うらみっこなしにNo Dealの関係(=さっぱりと関係解消しましょう!)になる」という厳しい現実的側面を持ちます。したがって、その冷徹な現実を直視する必要のない「依存関係」の方が、一見温かく感じられ当面は心地よい、というところがあります。しかし「依存関係」は、そのうち結局は「主従関係」や「支配-隷属関係」になりがちなものです。やはり「Win/Win or No Dealの原則を共有しつつWin/Winをできるだけ目指す、というやり方がベスト」と腹をくくるしかないのだと思います。