DMの方法論・思考体系は、自立した個人が、不確実性のもとでの意思決定に”It’s up to me!”精神で取り組むことを出発点として、そうした自立した複数の個からなるチームが”It’s up to us!”精神で協働することで、より大きな価値を創造するのをサポートするものです。そのため、私のエデュサルティング/ディシジョンラボ(Edusulting=Education+Consulting/Decision Laboratory)の活動の中でも、衆知錬成を如何にサポートするかが重要テーマになってきます。ところが残念なことにこうした活動を通じて、衆知錬成の初期段階の衆知結集どころか、「衆知雲散のメカニズム」ともいうべき状況が、日本の企業・組織に存在しているのを見聞きする機会が実に多いのです。