① 顧客がその企業から提供される製品・サービスに、価格に見合った/あるいはそれ以上の喜び/便益を感じ、
② 取引先企業は、当該企業との取引で十分な収益が上げられ(従ってそこで働く社員のHappinessも実現され)、
③ 当該企業の社員は、誇りを持って仕事に取り組め、かつ十分な処遇(給料その他)を受けられる状態
を指します。
その意味で、「包括的Net Pleasure Value(全体としての正味嬉しさ総額)の持続的増大」と呼ぶことにしました。(ちなみに、Net Pleasure Valueは、キャッシュフローのNet Present Value (NPV:正味現在価値)をもじった、私の造語です。)
実は、「ニワトリと卵」なのですが、私が提唱するディシジョンマネジメントの底流には「But:」の方向性と共通する・同期する部分が多いのです。即ち、性善なる信頼しあう仲間達が、“It’s up to me/us!”精神のもと、より良い会社や社会の実現に貢献することを前提とし、その人達が衆知を錬成して、現実の不確実性に立ち向かっていくのを助けるのがディシジョンマネジメントの方法論・思考体系だからです。